日本一自由な街、渋谷の“カオス”を音で表現する
FOOD METのサウンドは、単なるBGMではありません。渋谷は日本でも類を見ない「複雑性と自由さ」を持つ街。様々なバックグラウンドを持つ人が集まり、交流し、混沌とする街であるからこそ、”食”をはじめ新たなカルチャーが生まれます。SOUND COUTUREのサウンドは、そんなカルチャーを生み出す“都市の混沌”を体現しています。


サウンドによる、“カオス”の三段構成
SOUND COUTUREは、本プロジェクトにおいて“混沌からカルチャーが生まれる”という思想を軸に、以下3つのアプローチでサウンド設計を行いました。
・ジャンルと時代を超えた音の集合体
「人が集まり、コミュニティーが生まれ、それがカルチャーになっていく」。新しい何かが生まれるようなワクワクとしたカオス感を、デザインの集合体として設計しました。多様なアジア諸国(日本、中国、台湾、ベトナム)やメキシコの食文化に呼応するように、1960年代から現代までの幅広い音楽ジャンルを織り交ぜ、彩り豊かな音のコレクションを構築。50本以上のオリジナル楽曲を制作し、食を楽しむ高揚感や期待感を引き出しています。
・人とAIによる音の共創
さらに、AIを組み込んだサウンドデザインを採用。収集・制作した音楽的要素をベースに、AIにプロンプトを与えて生成した8本の楽曲を含むライブラリを構築しました。人間の創造力とAIの可能性を掛け合わせることで、偶発性と多様性に富んだ音空間を生み出しています。
・物理的カオスの設計
制作したサウンドはすべてシャッフルで再生され、訪れるたびに異なる音の組み合わせが体験できる構造に。時間帯に応じた2本の環境音も加えることで、サウンドに厚みと変化を持たせています。50本を超えるサウンドと環境音の組み合わせにより、同じ音に再び出会う確率は非常に低く、常に新鮮な体験を提供します。
エリアごとに最適なチューニングを
3つのエリアで構成されるFOOD METでは、それぞれの特性と用途に応じてサウンドのバランスを調整しています。たとえば、スピーカーとの距離が遠いビアホールでは音楽的なサウンドを大きめに、環境音を抑えめに。ハイチェアやスタンディングのカウンター席では、会話を妨げないよう環境音をやや強めに設定。
また、各店舗が個別に流しているBGMとSOUND COUTUREのサウンドが偶発的に混ざり合うことで、より自然な“音のカオス”が実現されています。




都市の“混沌”から、
新たなカルチャーを生みだす
FOOD METのサウンドは単なるBGMではなく、人が交差し、新たなコミュニティが生まれる“都市の混沌”を音で体現したものです。渋谷という日本でも類を見ない複雑性と自由度を持つ街において、食と音が交錯する場として、都市に芽生えるカルチャーの気配を、音でかたちにしています。
