ホテルの体験を、
統合的に紡ぐサウンドデザイン
渋谷区立宮下公園と一体となったホテル「sequence MIYASHITA PARK」。2020年8月の開業以来、当ホテルは渋谷という都市の文脈を受けとめ、多様な人が行き交うカルチャーの起点として機能してきました。このプロジェクトにおいてSOUND COUTUREへの依頼は、ホテルのブランドを、建築・インテリア・食など複数の領域にまたがるクリエイティブの意図とともに、音によって統合的に紡ぐこと。空間の体験全体をシームレスにつなぎ合わせる役割を果たすサウンドデザインを目指しました。
未来的な都市の風景と、
アートの文脈を音で接続する
sequence MIYASHITA PARKは、公園と直結しながらも無人チェックインやミニマルなインテリアなど、先進的な設計が随所に施されたホテルです。 SOUND COUTUREはこの空間に「自然と都市」「パブリックとプライベート」「有機と無機」といった相反する要素を、なめらかに繋いでいく音のデザインを提案しました。サウンドのフックには、宮下公園が現在の姿になる前、かっての渋谷を行き交っていた世代が思い描いていた”未来”のイメージを引用。近未来的なトーンを構築し、8ビットサウンドや四つ打ちビートを取り入れることで、どこかゲーム音楽を思わせる清涼感のある世界観を描き出しました。
さらに館内各所に設置されたアートピースから着想を得て、“サンプリングアート”の手法を導入。渋谷の街頭スピーカーから流れる人工的な鳥の声をフィールドレコーディングし、「自然の象徴」と「都市の構造物」を繋ぎ合わせた音のデザインを行いました。


時間帯ごとに変化するニーズに寄り添う、
24パターンのサウンド
sequence MIYASHITA PARKでは、時間帯ごとに人の動きや空気感が大きく変化します。SOUND COUTUREは、滞在者と空間の関係性に寄り添い、BPMと動作がシンクロする設計で24パターン(1時間ごと×24)のサウンドを制作。音質・音色は統一しつつリズムやテンポを変化させることで、時間の流れを自然に、かつ居心地よく感じられる構成に仕上げました。


開業から現在まで、
“音の設え”として空間価値を支える
開業以来、SOUND COUTUREのサウンドは国内外のゲストから好評を得ています。単なるホテル空間のBGMではなく、記憶と感性に残る“設え”としてsequence MIYASHITA PARKのブランド体験を支えています。
