Willbe Clinic

"願う"と"叶う"をつなぐサウンド

Year

2024

Category

Beauty Clinics

Place

Shinjyuku, Tokyo

音によるブランディングの強化。
クリニックのためのサウンドデザイン

「Willbe Clinic」は院長・堀田歩希氏が掲げる「一人ひとりの『なりたい』を確かな品質で提供し、より多くの人が自分を愛せる社会を実現したい」という理念のもとに開業した総合美容クリニックです。
SOUND COUTUREは、新宿店の新規オープンに際して全フロアのサウンドデザインを担当。「自分を愛することができれば、誰かを愛することができる。背中を押され、一歩踏み出そうと思える」というブランドのコンセプトを、音で体感することができる空間づくりを目指しました。

願いが現実になるまでの
“プロセス”を音で表現

ブランドの名前は、「Will(願う)」と「Be(叶う)」を掛け合わせた造語です。その名の通り、クリニックには多くの患者さんが“まだ叶っていない願い”を胸に来院します。
SOUND COUTUREは来院される患者さんの心理を踏まえ、「上昇」をテーマにした音の流れを設計。音階が徐々に上昇していくサウンドデザインを通じて、緊張から希望へと移り変わる心理を穏やかにサポートし、未来の自分を自然に想像できるよう導きます。

空間の目的に応じて、
ユーザーの気持ちに寄り添い変化するサウンド

Willbe Clinicの内部は、エントランス、カウンセリングルーム、施術室、トレーニングルームと、それぞれ異なる機能を持つ空間で構成されています。SOUND COUTUREは空間ごとの利用目的と利用される方の心理状態に着目し、音のトーンやテンポを細やかに調整しました。

エントランスでは、安心感と微かな高揚感をもたらすサウンドを。対話から状況の理解を深めていくカウンセリングルームでは、集中力を促進するシンプルなサウンドに。施術室は不安や緊張を和らげる”ソルフェジオ周波数”に着想を得た癒しを感じるサウンドとし、トレーニングルームは運動へのポジティブな姿勢を促すため、平常心拍数の約1.5倍のテンポで構成されたサウンドを実装しました。

音響設備の設計段階から参画し、スピーカー選定・配置までをサポートすることで、空間全体の体験を包括的に設計。結果として、各空間に適した音響設備を万全に備えた形でオープンを迎えることが出来ました。

音で支える、ブランドの成長

Willbe Clinicは院長の堀田氏をはじめ若い世代のメンバーで構成され、将来的にはビューティーアンドヘルスケア全体を視野に入れた事業拡大を見据えています。今回のサウンドデザインは、患者のみならず、スタッフを含めたすべての関係者にとっても“未来への成長”を感じさせる存在として機能しています。
SOUND COUTUREは今後も音の力を通して、彼ら自身のビジョン実現を静かに、力強く支えていきます。

Team

Sound Direction:
Yasuharu Okochi (SOUND COUTURE)

Sound Design:
Amon Chiba (SOUND COUTURE)

Client

Willbe Clinic

Category

Beauty Clinics

Willbe Clinic

Beauty Clinics | 2024

01

Reception

02

Exercise Room